“たや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.4%
容易19.0%
撲滅4.8%
田屋4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって日本風の家では客が来ると火を出し茶を出すから火をたやす事も出来ん。そこで無用な火気を利用するためにこの万年スープをかけておく。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
だから一度顔面に貼り著ければ、容易たやすく剥げ落ちるやうな気遣ひはない。
東西ほくろ考 (新字旧仮名) / 堀口九万一(著)
この夏休みの部屋の空いてゐる間に撲滅たやしてしまひ度いといふので、到頭貴方、兄さんが裸になつて夜中起きてらしつて、ちくッと南京蟲が兄さんの體を食つた處を捕まへる事になすつてね
タヤはもちろん田屋たやの義であろう。他の地方では一般に婦人の月経のことを「タヤ」といい、月経時のことを「タヤにいる」などという。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)