“吉野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よしの78.3%
よしぬ8.7%
えしの4.3%
えしぬ4.3%
エシヌ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王子おうじ宇治うじ柴舟しばぶねのしばし目を流すべき島山しまやまもなく護国寺ごこくじ吉野よしのに似て一目ひとめ千本の雪のあけぼの思ひやらるゝにやここながれなくて口惜くちおし。
「見れど飽かぬ吉野よしぬの河の常滑とこなめの絶ゆることなくまたかへり見む」(巻一・三七)とも比較が出来るし、また、笠金村かさのかなむらとも同行したのだから、金村の
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天皇吉野えしのの宮にいでましし時、吉野川の邊に、童女をとめあり、それ形姿美麗かほよかりき。かれこの童女を召して、宮に還りましき。
あしきを払うて助けせきこむ、一れつ済ましてかんろだい。山の中へと入り込んで、石も立木たちきも見ておいた。これの石臼いしうすは挽かねど廻わる。風の車ならなおよかろ。み吉野えしぬの、吉野えしぬの鮎。鮎こそは。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
乙の類 延、要、曳、叡、江、吉、枝、兄、柄(これは「」「」「」「フエ」「ヌエ」「吉野エシヌ」「キエ」「タエ」「コエ」等に用いられる)
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)