吉野よしぬ)” の例文
「見れど飽かぬ吉野よしぬの河の常滑とこなめの絶ゆることなくまたかへり見む」(巻一・三七)とも比較が出来るし、また、笠金村かさのかなむらとも同行したのだから、金村の
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
吉野よしぬの 耳我みみがみねに 時なくぞ 雪は降りける ひまなくぞ 雨は降りける その雪の 時なきがごと その雨の ひまなきがごと くまもおちず 思ひつつぞ来し その山道を
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
吉野よしぬやまのあらしのさむけくにはたや今夜こよひがひとりむ 〔巻一・七四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
八雲やくもさす出雲いづも子等こら黒髪くろかみ吉野よしぬかはおきになづさふ 〔巻三・四三〇〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)