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子等
と、五六
間手前から
叱り付けた。
唖者の
子等は人の
気勢に
駭いて、手に手に
紅い
死人花を持つた
儘畑を
横切つて、半町も無い
鹿ヶ
谷の盲唖院へ駆けて帰つた
子等が
名に
懸けのよろしき
朝妻の
片山ぎしに
霞たなびく 〔巻十・一八一八〕 柿本人麿歌集
故にこれを改めて「汝らは友を敵に
交付して
掠奪に逢わしむ、しかして彼ら(友)の
子等は目
潰るべし」と訳する学者がある。
「
瓜食めば
子等思ほゆ、
栗食めば況してしぬばゆ、
何処より
来りしものぞ、
眼交にもとな
懸りて、
安寝し
為さぬ」