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子等
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こども
故にこれを改めて「汝らは友を敵に
交付して
掠奪に逢わしむ、しかして彼ら(友)の
子等は目
潰るべし」と訳する学者がある。
「
瓜食めば
子等思ほゆ、
栗食めば況してしぬばゆ、
何処より
来りしものぞ、
眼交にもとな
懸りて、
安寝し
為さぬ」
◯五節は言う「友を
交付して
掠奪に
遭わしむる者はその
子等の目
潰るべし」と。ヨブが三友人に向って、余を
苦むる汝らはその子等の眼潰るるの
報に会うべしと告げたというのである。
なお
此処に、「
富人の
家の
子等の着る
身無み
腐し棄つらむ絹綿らはも」(巻五・九〇〇)、「
麁妙の
布衣をだに着せ
難に斯くや歎かむ
為むすべを無み」(同・九〇一)という歌もあるが