“吉野郷”の読み方と例文
読み方割合
よしのごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした上は、武士の面目も立つ、近郷きんごうへの評判もようなる、まず、吉野郷よしのごうをとる家統いえすじほかにはあるまいてな
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
良人の留守をまもって添乳そえぢしていた梅軒の妻が唄っていたものであるのに、その伊勢なまりのある節がそのまま、美作みまさかの国吉野郷よしのごうの、武蔵の生れた故郷ふるさとで聞える。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここは姫路の城下に近く、同時に、彼女が育った郷里——美作みまさか吉野郷よしのごうへも、そう遠くない。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)