“よしぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉野66.7%
芳野33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見れど飽かぬ吉野よしぬの河の常滑とこなめの絶ゆることなくまたかへり見む」(巻一・三七)とも比較が出来るし、また、笠金村かさのかなむらとも同行したのだから、金村の
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
吉野よしぬの 耳我みみがみねに 時なくぞ 雪は降りける ひまなくぞ 雨は降りける その雪の 時なきがごと その雨の ひまなきがごと くまもおちず 思ひつつぞ来し その山道を
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
吉野よしぬやまのあらしのさむけくにはたや今夜こよひがひとりむ 〔巻一・七四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
八雲やくもさす出雲いづも子等こら黒髪くろかみ吉野よしぬかはおきになづさふ 〔巻三・四三〇〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「神さぶる磐根いはねこごしきみ芳野よしぬ水分みくまり山を見ればかなしも」(巻七・一一三〇)、「黄葉の過ぎにし子等とたづさはり遊びし磯を見れば悲しも」(巻九・一七九六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
芳野よしぬ象山きさやま木末こぬれには幾許ここださわとりのこゑかも 〔巻六・九二四〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)