“汲交”の読み方と例文
読み方割合
くみかは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゝきモシお光さんお光さんと云者のある誰ならんと振返ふりかへりつゝ打見やれば元益方にて祝酒いはひざけ汲交くみかはしゐて歸り來る庄兵衞なれば此方は發と怒りの餘に飛附てとはやこゝろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まづ首尾しゆびよく行て來たゆゑ必定ひつぢやう破談に成るだらうと咄してゐたは氣が付ねど常にはなかわる兄弟きやうだい今日のみ一つ座敷に在て酒汲交くみかはすは稀代きたいなことと思つてゐたが咄しの樣子と彼是かれこれかんがへ合すればいよ/\渠奴きやつに相違ない惡さも惡き二個ふたりの者如何してくりようとこぶし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)