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ひめがみ
微妙き
姫神、余りの事の霊威に
打れて、一座皆
跪いて、東の空を拝みました。
微妙き
姫神、
餘りの
事の
靈威に
打れて、
一座皆跪いて、
東の
空を
拜みました。
この時ちらちらと降りかかり、
冬牡丹、
寒菊、
白玉、
乙女椿の
咲満てる上に、
白雪の橋、奥殿にかかりて
玉虹の如きを、はらはらと渡り
出づる、
気高く、世にも美しき
媛神の姿見ゆ。
お沢 ああ唯貴女のお姿ばかり、暗い
思は晴れました。
媛神様、お嬉しう存じます。
名
白寮権現、
媛神。(はたち余に見ゆ)神職。(
榛貞臣。
修験の出)
禰宜。(
布気田五郎次)老いたる禰宜。雑役の
仕丁。(
棚村久内)二十五座の太鼓の男。
〆太鼓の男。笛の男。おかめの面の男。