“上帝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうてい75.0%
かみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし一身の安危あんきなどは上帝じょうていの意志に任せてあるのか、やはり微笑を浮かべながら、少女との問答をつづけている。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ちょうど欧米おうべいにおいて宗教の力の最もさかんな時には、何事についても上帝じょうていやキリストをかつぎ出して、その目的を果たそうとしたが、その結果を見るとかえって面白くないことが多かった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
われは罪なき父の霊の、めぐみふかき上帝かみ御側みそばに救い取られしを信じて疑わず、後世ごせ安楽を信じて惑わず、更にって我一身のため、わが一家のため、奮って世と戦わんとするものなり。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)