“援兵”の読み方と例文
読み方割合
えんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
援兵えんぺいを求めて大一座を作り、ボンヤリ坐ってもいられないから、酒にする。今夜は、四谷瘤寺裏よつやこぶでらうらの横地半九郎の屋敷が当番だ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
悪いことはすすめぬから、いまのうちに柴田家しばたけ旗下きかについて、後詰ごづめ援兵えんぺいをあおぐが、よいしあんと申すものじゃ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るに城中はすでに食尽き、援兵えんぺいの来る望みもない。……元来天下の衆に先立ち、草創そうそうの功を志す以上、節に当り義に臨んでは、命をおしむべきではない。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)