“えんぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掩蔽68.4%
援兵31.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六人の精兵らは勇敢にも二百人の敵に向かって、ただすぐりの茂みを掩蔽えんぺいとして下から応戦し、十五分間ばかりささえたが皆戦死を遂げた。
一朝政権を握れば憲政会自身がまた官僚主義者たることにおいて同じ穴のむじなであることを掩蔽えんぺいし、寺内、後藤二氏から受取った悪罵以上の悪罵を以てむくいながら
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
然るに城中はすでに食尽き、援兵えんぺいの来る望みもない。……元来天下の衆に先立ち、草創そうそうの功を志す以上、節に当り義に臨んでは、命をおしむべきではない。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
司令部が寄越した援兵えんぺいにしては、無警告だし、地方の師団から救援隊が来るとしても、おかしい。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)