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援兵
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えんぺい
ふりがな文庫
“
援兵
(
えんぺい
)” の例文
援兵
(
えんぺい
)
を求めて大一座を作り、ボンヤリ坐ってもいられないから、酒にする。今夜は、
四谷瘤寺裏
(
よつやこぶでらうら
)
の横地半九郎の屋敷が当番だ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
悪いことはすすめぬから、いまのうちに
柴田家
(
しばたけ
)
の
旗下
(
きか
)
について、
後詰
(
ごづめ
)
の
援兵
(
えんぺい
)
をあおぐが、よいしあんと申すものじゃ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然るに城中はすでに食尽き、
援兵
(
えんぺい
)
の来る望みもない。……元来天下の衆に先立ち、
草創
(
そうそう
)
の功を志す以上、節に当り義に臨んでは、命を
惜
(
おし
)
むべきではない。
赤坂城の謀略
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
司令部が寄越した
援兵
(
えんぺい
)
にしては、無警告だし、地方の師団から救援隊が来るとしても、おかしい。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところが思いがけず最近になって妙な
援兵
(
えんぺい
)
が現れた。しかも大変有力な援兵なのである。
雪雑記
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
▼ もっと見る
そこでいろいろ命令を出してから、皆打揃って京の町へ入ってある大きな家を
襲
(
おそ
)
った。その前にその近所にある目ぼしい
援兵
(
えんぺい
)
でも出しそうな家に対して、二、三人ずつ人を分けて
警戒
(
けいかい
)
させた。
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
市松
(
いちまつ
)
、そこが昌仙のぬからぬところじゃ。われからことに
援兵
(
えんぺい
)
をださせて、
北条
(
ほうじょう
)
、
徳川
(
とくがわ
)
などの
領地
(
りょうち
)
をさわがせ、その
機
(
き
)
に乗じておのれの野心をとげんとする。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
早くも持て余し出したのか、このうち一人を
援兵
(
えんぺい
)
に呼んで来いというのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
すなわちこの一枚の図面は、千人の
援兵
(
えんぺい
)
にもまさること
万々
(
ばんばん
)
ゆえ、一刻もはやく、ご本陣へまいらせたいこのほうの
志
(
こころざし
)
、なにとぞ、伊那丸さまへ、よしなにお取次ぎを
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“援兵”の意味
《名詞》
援助に来る軍勢。援軍。
(出典:Wiktionary)
援
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
“援”で始まる語句
援
援助
援護
援軍
援引
援剣
援将
援蒋
援隊