“後詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごづめ76.7%
うしろまき18.6%
ごづ4.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後詰ごづめには、二本松の義貞の本陣からも、経ヶ島附近にある脇屋義助の陣からも、たちまち、これへいくらでも応援が可能であった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中国戦の味方の不振は、何といっても、味方の総兵力を、三木城の攻撃と、上月城の後詰うしろまきに、二分しているところに、第一の原因がある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後詰ごづめとなってくれる親類の一人もないのはもちろんの事、ややともすれば親切ごかしに無いものまでせびり取ろうとする手合いが多いのだ。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)