“ごづめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
後詰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二ノ陣は傷の御前、後詰ごづめは峠なしの権次と、陣立てをこしれえてから、乗り込んで来たんだ。よもや、おいらのつらを忘れやしめえ! 用はこの面を見りゃ分るんだ。よく見て返答しろい!
兎角する内に、横山の城中の者も後詰ごづめなきを恨み降参して敵へ加はるまじきにもあらず、信長当方へ打入りしより以来このかた、心のまゝに働かせ候ふこと余りに云甲斐なし、早く御陣替然るべし。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ところへ、後詰ごづめの張翼が、馬煙を捲いて逃げ帰ってきた。それはいいが、その同勢のあわて方といったらない。われがちに逃げこむや否
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)