“草創”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さうさう50.0%
くさわけ25.0%
そうそう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに草創さうさうの始に立ちながら、家屋を飾り、衣服をかざり、美妾を抱へ、蓄財を謀りなば、維新の功業は遂げられ間敷也。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
(平家の残党であるともいう)一群の南方より漂泊さすらい来た人達が、この辺の曠野の広大さに、放浪の草鞋を脱ぎ捨てたのがこの村の草創くさわけであった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
然るに城中はすでに食尽き、援兵えんぺいの来る望みもない。……元来天下の衆に先立ち、草創そうそうの功を志す以上、節に当り義に臨んでは、命をおしむべきではない。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)