“掩蔽”の読み方と例文
読み方割合
えんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今頃はズット後方の掩蔽えんぺい部かキャムプの中で、どこかの配給車が持って来た葉巻でも吹かして納まり返っている事と思っていたが
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
味方の行動を掩蔽えんぺいするために煤煙の障屏しょうへいを使用しようとしたのが肝心かんじんの時に風が変って非常の違算を来たしたという事である。
戦争と気象学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
六人の精兵らは勇敢にも二百人の敵に向かって、ただすぐりの茂みを掩蔽えんぺいとして下から応戦し、十五分間ばかりささえたが皆戦死を遂げた。