“根本中堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんぽんちゅうどう90.9%
こんぽんちゆうだう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで武蔵は、食事が終ると、そのお小僧にともなわれて、東塔の根本中堂こんぽんちゅうどうまで行ってみるつもりで、十幾日目で、久しぶりに大地を踏んだ。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頂上の根本中堂こんぽんちゅうどうまではまだ十八町もあるというので、駕籠かごをどうかと定雄は思ったが、千枝子は歩きたいと云った。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
また浮御堂うきみだうの立つてゐるので知られてゐる名勝區である。叡山東麓の坂本からこの延暦寺の根本中堂こんぽんちゆうだうのあるところまで急阪二十五町の登路。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)