“中尊寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちうそんじ66.7%
ちゅうそんじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去(さん)ぬる年(とし)、中泉(なかいづみ)から中尊寺(ちうそんじ)に詣(まう)でた六月(ぐわつ)のはじめには、細流(さいりう)に影(かげ)を宿(やど)して、山吹(やまぶき)の花(はな)の、堅(かた)く貝(かひ)を刻(きざ)めるが如(ごと)く咲(さ)いたのを見(み)た。彼(かれ)は冷(つめた)き黄金(わうごん)である。此(これ)は温(あたゝ)かき瑠璃(るり)である。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
後(のち)に、奧州(あうしう)の平泉(ひらいづみ)中尊寺(ちうそんじ)へ詣(まう)でたかへりに、松島(まつしま)へ行(ゆ)く途中(とちう)、海(うみ)の底(そこ)を見(み)るやうな岩(いは)の根(ね)を拔(ぬ)ける道々(みち/\)、傍(かたはら)の小沼(こぬま)の蘆(あし)に、くわらくわいち、くわらくわいち、ぎやう、ぎやう、ぎやう、ちよツ
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此処(ここ)から中尊寺(ちゅうそんじ)へ行く道は、参詣の順をよくするために、新たに開いた道だそうで、傾いた茅(かや)の屋根にも、路傍(みちばた)の地蔵尊(じぞうそん)にも、一々(いちいち)由緒のあるのを、車夫(わかいしゅ)に聞きながら、金鶏山(きんけいざん)の頂(いただき)
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)