“根来寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねごろじ50.0%
ネゴロジ25.0%
ねごろでら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根来寺ねごろじの「根来塗ねごろぬり」は昔の物語りになりました。しかしこれを試みる者が何処かに絶えないのは、塗として一つの型をなすからでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
一乗山イチジヨウザン根来寺ネゴロジハ、開山上人カイザンシヤウニン、伝法院ノ建立コンリフ以来、専ラ近隣ト闘争シ、弓矢ヲ取ルヲ寺法トナス、六百年来、富ヲホシイママニシ、強敵ニ向フナク、小敵ヲサゲスミ、オモム井蛙セイアホコリニ似タリ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
根来寺ねごろでらの塔に住んでいたのも、殺生関白せっしょうかんぱく太刀たちを盗んだのも、また遠い海のそとでは、呂宋るそんの太守を襲ったのも、皆あの男だとか聞き及びました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)