“来迎寺”の読み方と例文
読み方割合
らいごうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浪士らは思い思いの家を見立てて、鍋釜なべかまから洗い米などのざるにそのまま置き捨ててあるようなところへはいった。耕雲斎は問屋といやの宅に、稲右衛門は来迎寺らいごうじにというふうに。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
来迎寺らいごうじ
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
しからば自分の家来を老母に付けて置こう、早く案内せとその浪士に言われて見ると、百姓も断わりかねた。案内した先は三町ほど隔たった来迎寺らいごうじの境内だ。浪士はあちこちと場所を選んだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)