“浄瑠璃寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうるりじ50.0%
じょうるりでら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この種の吉祥天女像では浄瑠璃寺じょうるりじのが特に優れていると思うが、その優れているのはやはり美人像としてであって神像としてではない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そこで僕はそれを二つの「方」に分けて見ました。一つの「方」には、まだ往ったことのない室生寺むろうじ聖林寺しょうりんじ、それから浄瑠璃寺じょうるりじなどがあります。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
ただ、西のかたはるかに、山城国やましろのくに浄瑠璃寺じょうるりでら吉祥天きっしょうてんのお写真に似させ給う。白理はくり優婉ゆうえん明麗めいれいなる、お十八、九ばかりの、ほぼひとだけの坐像である。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
附近の笠置寺とか浄瑠璃寺じょうるりでらとか、建武の遺跡などを探って、宿も、どこかへ取り、充分に心身の静養もして、その宿から散歩のていで出かけて来たものらしく、ほんの着流しであり
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)