“浄瑠璃姫”の読み方と例文
読み方割合
じょうるりひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉羽之介には何が何やら訳が解らなかった——曩日さきのひ、それもたった四日前あの明神の境内で、浄瑠璃姫じょうるりひめに扮したときの、あの巧みさ神々しさ、見る人をして酔わせずには置かぬような芸の力は
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
牛若と浄瑠璃姫じょうるりひめの伝説だの、古来幾多な旅人の恋物語や、合戦ばなしなども、まだ昨日のように生きていて、いまなお“橋女はしひめ”と称する辻君から町遊女の群れは、夜々の男を霧の灯の中にとらえて
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)