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般若寺
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はんにゃじ
ふりがな文庫
“
般若寺
(
はんにゃじ
)” の例文
なぜなら、正成が大和の
般若寺
(
はんにゃじ
)
へたどりつくいぜんに、宮の潜伏は、はや幕軍の知るところとなっていたからである。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刑後、重衡の首は、治承の戦に
伽藍
(
がらん
)
を焼き亡ぼした時に陣を敷いた
般若寺
(
はんにゃじ
)
の大鳥居の前に釘づけにしてさらされた。
現代語訳 平家物語:12 第十二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
三人に槍三本、鉄砲一挺、半弓一張とちゃんと格式を守って大手を振っているのである。若党、小姓、足軽、人足合せて二十人、奈良
般若寺
(
はんにゃじ
)
口から坂道を登り木津から、笠置を経て、笠置街道を進む。
鍵屋の辻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
昔、
醍醐
(
だいご
)
帝の御代、御夢に弘法大師が現われ、
檜皮色
(
ひはだいろ
)
の御衣を着せるようにというお告げがあった。勅使中納言
資澄
(
すけすみ
)
は
般若寺
(
はんにゃじ
)
の僧
観賢
(
かんけん
)
を連れて、高野山に上り、
御廟
(
ごびょう
)
の
扉
(
とびら
)
を押し開いた。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
「いや、そこへは寄らぬ。あくまで女子供の巣は世の外にそっとしておきたい。……さし当って
後図
(
こうと
)
を立てるいとまもないが、大塔ノ宮の隠れおわす大和の
般若寺
(
はんにゃじ
)
へさして行こうと思う」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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足助
(
あすけ
)
次郎が、幕府方の荒尾兄弟を射て取り、
般若寺
(
はんにゃじ
)
の本性坊が、寄せ手の頭上に、大石の雨を降らせて、天皇旗の下に、二度の凱歌をわき上がらせたのも、この日につづいた合戦の中だった。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“般若寺”の解説
般若寺(はんにゃじ)は、奈良県奈良市般若寺町にある真言律宗の寺院。山号は法性山。本尊は文殊菩薩。コスモス寺の名で知られる。
(出典:Wikipedia)
般
常用漢字
中学
部首:⾈
10画
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“般若寺”で始まる語句
般若寺村