“遠州灘”の読み方と例文
読み方割合
えんしゅうなだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一こう五十二艘の大船は、はじめはつつがない海路にみえたが、やがて遠州灘えんしゅうなだにさしかかったとき、大きな暴風しけに出会ってしまった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竜神松五郎りゅうじんまつごろうと云って、遠州灘えんしゅうなだから相模灘さがみなだ、江戸の海へも乗り廻して、大きな仕事をしていましたよ」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
それが紀州きしゅう沖から、志摩しま半島沖、更に東に進んで遠州灘えんしゅうなだ沖と、だんだん帝都に接近してきた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)