“松平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつだいら85.7%
まつだひら9.5%
まつへい4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳沢吉保やなぎさわよしやすとか、松平まつだいらなにがしとか、幕閣の諸役人が。……けれど、日本の役人、天下の臣たる人は、あなた様しかおりませんぞ。……
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「知つてゐるとも。昔は武家だつた相だな、松平まつだひらといふ祖先の姓を名乘つては、相濟まないといふので、松平を引つくり返して平松屋は、義理堅いやうなふざけた話だ」
銭形平次捕物控:282 密室 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
天狗煙草てんぐたばこが全盛の時代で、岩谷いわや天狗の松平まつへい氏が赤服で馬車を駆っているのを見た記憶がある。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)