“長袴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながばかま90.0%
ジョゼット10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松の内の登城ですから、無論式服、熨斗目のしめかみしも長袴ながばかま、袴のくくりは大玄関の板敷へ上がるとすぐに下ろしてすそを曳くのが通例でした。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和服に長袴ながばかまをつけた少女が八、九人、正面の高い壇を中心にして、或る者は右手を高くあげ、或る者は胸に腕をくんで、群像のように立っていた——が、一せいに
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つまりこのほうが早いのだ。とは言え、そのライヴァルに当る長袴ジョゼット連中はそのまた短袴スカアト時代の次ぎに来るであろう長袴ジョゼット時代を生きているのかも知れなかった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
しかし、やはり膝頭の見える女もいた。が、今もいうとおり流行は絶えず繰りかえすものである。だからこれは、遅れているのではなくて、現下の長袴ジョゼット流行の一つ先を往ってるのだ。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)