風の強い日に彼が丘の背を大股で歩き、洋服をばくばくと風になびかせてゆくのを見ると、貧乏神が地上におりてきたのか、あるいは
曇った夜の気温は冷えていたが、昂奮している彼にはその寒さがこころよく、力のこもった大股で、登はいさましく歩いていった。
“大股”の解説
大股(おおまた)とは、相撲の決まり手のひとつである。出し投げを打った後、相手の踏み出した足(自分から遠いほうの足)を手で掬い、相手を倒す技。非常に珍しい決まり手で、昭和33年7月場所で福乃里が十両の松錦に決めて以降、幕内の取り組みでは使われていない。幕下以下では、平成28年9月場所で、序二段の武の湖が照道に決めている。昭和60年5月場所では、十両の鷲羽山が栃赤城相手に勝った際の決まり手が大股とアナウンスされたが、その後すぐに外小股に訂正された。
1950年代に活躍した那智ノ山が得意としていた。
(出典:Wikipedia)
1950年代に活躍した那智ノ山が得意としていた。
(出典:Wikipedia)