十月の末じゅうがつのすえ
嘉ッコは、小さなわらじをはいて、赤いげんこを二つ顔の前にそろえて、ふっふっと息をふきかけながら、土間から外へ飛び出しました。外はつめたくて明るくて、そしてしんとしています。 嘉ッコのお母さんは、大きなけらを着て、縄を肩にかけて、そのあとから …
作品に特徴的な語句
うな いしょ があ 小便しょんべ おべ 昨夜ゆべな ぜん あま 邪鬼しゃぐ はな 読本とくほん おど とな かみなり ばこ ひび 俺家おらい 稲光いなびか にわ なわ むしろ あぜ なが こし うで 章魚たこ ふえ かた つぶ らい 鼠色ねずみいろ だま 黒猫くろねこ かばん 面白おもしろ きり しも ひょう 街道かいどう すずめ 鉄砲てっぽう 途方とほう 枝中えだじゅう みち 豆畑まめばたけ さけ 奇体きたい 大股おおまた 外套がいとう ふさ さかい 垣根かきね かき 咽喉のど あき 寄越よこ また 倹約けんやく にわか 伯父おじ 下駄げた 一杯いっぱい 一寸ちょっと たき すべ わた ふち なら やなぎ 支度したく こう もど かげ すわ 帽子ぼうし
題名が同じ作品
十月の末 (新字旧仮名)宮沢賢治 (著)