“野葡萄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のぶどう66.7%
のぶだう22.2%
えびづる11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濁酒に限らず、イチゴ酒でも、くわの実酒でも、野葡萄のぶどうの酒でも、リンゴの酒でも、いろいろ工夫くふうして、酔い心地のよい上等品を作る。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
今日はもう三時まへだから、通草あけびをとつたり、野葡萄のぶだうをとつて食つてちや、あかんぞ。今日は、一番おしまひの日だからな。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)