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『野菊の墓』
ふりがな文庫
『
野菊の墓
(
のぎくのはか
)
』
後の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣とは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余も過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時 …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ホトトギス」1906(明治39)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間8分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間53分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
なか
)
適
(
たま
)
真
(
ほんと
)
被
(
かむ
)
蹲
(
つくば
)
下
(
さが
)
中
(
じゅう
)
聞人
(
ききて
)
落葉
(
くず
)
直
(
ただち
)
展
(
のば
)
永久
(
とわ
)
等
(
たち
)
萌芽
(
めざし
)
疎
(
おろそ
)
愍然
(
あわれ
)
真
(
ほん
)
恥
(
はず
)
傾斜
(
こうばい
)
怖
(
お
)
強
(
た
)
出
(
いで
)
好
(
この
)
捧
(
あ
)
翌
(
あ
)
愚
(
おろか
)
真
(
しん
)
他
(
ひと
)
頬冠
(
ほおかむり
)
六個
(
むっつ
)
出
(
い
)
経
(
ふ
)
闇
(
ぐら
)
言
(
こと
)
極
(
きわ
)
端
(
はた
)
如何
(
いかが
)
諷示
(
ふうじ
)
咽
(
のど
)
嗚咽
(
むせ
)
洒落
(
しゃ
)
痩
(
やせ
)
新墓
(
にいはか
)
晩
(
おそ
)
懇
(
ねんごろ
)
葬
(
ほうむ
)
慥
(
たしか
)
羞
(
はず
)
薄
(
すすき
)
薪
(
たきぎ
)
朝炊
(
あさだ
)
木
(
こ
)
未
(
ま
)
忽
(
たちまち
)
末枯
(
うらが
)
後
(
のち
)
某
(
それがし
)
染
(
し
)
終
(
しま
)
層
(
かさ
)
専
(
もっぱら
)
極
(
きま
)
気質
(
きだて
)
実
(
じつ
)
宛
(
ずつ
)
嫌
(
いや
)
嫂
(
ねえ
)
籠
(
こ
)
皸
(
あかぎれ
)
余
(
あんま
)
甚
(
はなはだ
)
真
(
まこと
)
雁
(
がん
)
何所
(
いずこ
)
甲斐
(
がい
)
側
(
わき
)
僅
(
わずか
)
隙
(
ひま
)
追
(
おっ
)
再度
(
ふたたび
)
冬青
(
もちのき
)
無上
(
むしょう
)
中
(
なか
)
且
(
かつ
)
目
(
ま
)
私心
(
わたくしごころ
)
釘隠
(
くぎかくし
)
咳払
(
せきばらい
)
各々
(
めいめい
)
達
(
た
)
吾子
(
わがこ
)
鼓
(
こ
)
一言
(
いちごん
)
一日
(
ひとひ
)
取敢
(
とりあえ
)
酷
(
むご
)
嘗
(
かつ
)
渡
(
わたし
)
股引
(
ももひき
)
裸足
(
はだし
)