“冬青”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もち78.6%
もちのき14.3%
そよぎ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云う蟻には石燈籠(いしどうろう)の下や冬青(もち)の木の根もとにも出合った覚えはない。しかし父はどう云う訣(わけ)か、全然この差別を無視している。……
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
戸村家の墓地は冬青(もちのき)四五本を中心として六坪許りを区別けしてある。そのほどよい所の新墓(にいはか)が民子が永久(とわ)の住家(すみか)であった。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
朝に晩に彼のたたずみながめた神社の回廊の前には石燈籠(いしどうろう)の立つ斎庭(ゆにわ)がひらけ、よく行った神門のそばには冬青(そよぎ)の赤い実をたれたのが目についたが、薄暗い過去はまだそんなところにも残って
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)