白い旋風を巻いて「戦」が翔けてくる。——五十年めの大雪だという雪かぜと共に、薩摩と肥後の国境を越えて。 明治十年の二月だった。 時の明治政府へ、 「具申尋問のため」 と唱うる薩南の健児たちは、神とも信頼している西郷隆盛を擁し、桐野・別府・篠 …
著者 | 吉川英治 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「主婦之友」昭和16年1月号~2月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約43分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間12分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
蔵
厭
頷
猥
焦
驀
甦
二時
寂
罹
嬰児
抛
刎
防禦
嬰児
慎
神符
弾
天
寸毫
老
倶
手籠
辺
彼処
跛行
等
宥
川
亡
黄昏
献
獲
健
顫
凄
戦
烏丸
前
半
厳
可憐
怯
怪訝
命
斉
注
唇
金
石
水撒
郎
確
禍
彼奴
辱
辛
堰
外
赤子
谷村
答
誉
枕頭
寝床
屍
衝動
旺
聳
狭間
翻
翔
繃帯
縷
糺
糯米
精悍
粥湯
粥
粟粥
粛然
籾
白鷺
鼠糞
玉砕
玖満
理
瓦礫
生命
産
産声
産衣
田舎
由緒
疾
痩犬
箕
篠原
篩
笊
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