“跛行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びっこ80.0%
はこう12.0%
ちんば4.0%
はかう4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ところが、人違いさ、——並木まで出て、後ろ姿を見ると、遠方からでも分るほどな跛行びっこと来ていやがる。……がっかりしちまッた」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうもこの日本はですね、いい国なんですが、日本の文化のたどり方をみると、跛行はこう文化になりやすい。
親鸞聖人について (新字新仮名) / 吉川英治(著)
跛行ちんばをひいた老小使の弁蔵べんぞうが、深い井戸から水を汲みあげて来ては、その焼け銀杏の根元へ、水をやっていた。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女は噂によると右下肢がひきつつて、一時跛行はかうしてゐたさうだが、それも劇薬の副作用だつたのにちがひない。
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)