“はかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坡港33.3%
白光33.3%
跛行33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本娼婦のすう坡港はかうばかりで現に六百四五十人(この外に洋妾やうせふとなつて居る女は百人もあるさうだ。)あると云ふから、印度インド、濠洲、南洋諸島へ掛けては六七千人にものぼるのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
彼等は坡港はかうを「みやこ」と称し、其他そのたを「田舎ゐなか」と称してあたかも東京から千葉や埼玉へ出掛ける位の心持で便船びんせんごとそれ等の遠国ゑんごくへ往復する。昔の倭寇の意気は彼等につて継承されて居ると云つて好からう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
白光はかう小鳥ことりにゆるゝごと
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女は噂によると右下肢がひきつつて、一時跛行はかうしてゐたさうだが、それも劇薬の副作用だつたのにちがひない。
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)