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『現代詩』
ふりがな文庫
『
現代詩
(
げんだいし
)
』
とにかく自分はひどく疲れてゐる。朝から数度にわたつて解熱剤を服んで見るが、熱は少しも下らない。もつとも、この熱さましの頓服と云ふのは、銭惜しみする妻が近くの薬局で調合させた得態の知れぬ安物なので、効き目なぞ怪しいのだらう。よけい頭ががんがん …
著者
武田麟太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瞬
(
またたく
)
燈
(
あか
)
清水
(
きよみづ
)
虚
(
うつ
)
治
(
なほ
)
跛行
(
はかう
)
憔悴
(
せうすゐ
)
煩
(
わづら
)
展
(
ひろ
)
甥
(
をひ
)
田舎
(
ゐなか
)
審
(
いぶか
)
生涯
(
しやうがい
)
臥
(
ね
)
男
(
をとこ
)
容赦
(
ようしや
)
気配
(
けはひ
)
悄気
(
しよげ
)
執拗
(
しつこ
)
噛
(
かじ
)
洒落
(
しやれ
)
喇叭
(
らつぱ
)
瑞々
(
みづみづ
)
咳
(
せ
)
吐瀉
(
としや
)
退
(
ひ
)
兜町
(
かぶとちやう
)
会釈
(
ゑしやく
)
生憎
(
あいにく
)
珈琲
(
コーヒー
)
肚
(
はら
)
発
(
た
)
眇眼
(
すがめ
)
罵
(
ののし
)
服
(
の
)
莫迦
(
ばか
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
褪
(
あ
)
見做
(
みな
)
診
(
み
)
軋
(
きし
)
酸
(
す
)
鏝
(
こて
)
顳顬
(
こめかみ
)
寄越
(
よこ
)
仇
(
あだ
)
仇名
(
あだな
)
倚
(
よ
)
冴
(
さ
)
医
(
いや
)
呶鳴
(
どな
)
咽喉
(
のど
)
喚
(
わめ
)
嘯
(
うそぶ
)
売女
(
ばいた
)
奢
(
おご
)
容
(
い
)
煩瑣
(
はんさ
)
寧
(
むし
)
年齢
(
とし
)
序
(
ついで
)
庫裡
(
くり
)
強
(
し
)
得態
(
えたい
)
惹
(
ひ
)
捌
(
さば
)
下素
(
げす
)
気障
(
きざ
)
淫
(
みだ
)