“鼠糞”の読み方と例文
読み方割合
そふん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僧正の遺品だと云はれる経巻が鼠糞せられて居た。僕の長兄も律宗の僧であると告げたら寺僧は無造作に経巻の貝多羅葉数枚を引きちぎつてれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
鼠糞に蔽われているが、こんもりと盛上がっている小豆やら籾やらが、手でけば雨と降った。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一旦事あれば鼠糞梁上よりちてだに消魂の種となる、自ら口惜しと思へどなし、源氏征討の宣旨りて、遥々富士川迄押し寄せたる七万余騎の大軍が、水鳥の羽音に一矢も射らで逃げ帰るとは
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)