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『花椰菜』
ふりがな文庫
『
花椰菜
(
はなやさい
)
』
うすい鼠がかった光がそこらいちめんほのかにこめてゐた。 そこはカムチャッカの横の方の地図で見ると山脈の褐色のケバが明るくつらなってゐるあたりらしかったが実際はそんな山も見えず却ってでこぼこの野原のやうに思はれた。 とにかく私は粗末な白木の小 …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頑丈
(
ぐゎんぢゃう
)
婆
(
ば
)
俄
(
にはか
)
扉
(
と
)
大股
(
おほまた
)
工合
(
ぐあひ
)
却
(
かへ
)
黄金
(
きん
)
曹長
(
さうちゃう
)
為
(
ため
)
頃
(
ごろ
)
紫苑
(
しをん
)
談
(
はな
)
藤
(
ふぢ
)
一寸
(
ちょっと
)
鼠
(
ねずみ
)
隅
(
すみ
)
長靴
(
ながぐつ
)
褐色
(
かっしょく
)
蕃茄
(
トマト
)
脚絆
(
きゃはん
)
繻子
(
しゅす
)
瞳
(
ひとみ
)
眺
(
なが
)
眉
(
まゆ
)
支那
(
しな
)
捲
(
ま
)
哂
(
わら
)