“坑夫病”の読み方と例文
読み方割合
よろけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子も、孫も、その孫も、幾年代か鉱毒に肉体を侵蝕されてきた。荒っぽい、活気のある男が、いつか、蒼白に坑夫病よろけた。そして、くたばった。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
それを思うとうんざりした。しまいには、落盤にへしゃがれるか、むしばまれた樹が倒れるように坑夫病よろけで倒れるか、でなければ、親爺のように、ダイナマイトで粉みじんにくだかれてしまうかだ。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)