“病夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おつと50.0%
びょうふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と寄らず障らぬ云ひ振りをも、継母は何と聞き僻めけむ。今度は病夫おつとに取つてかかり、なほとやかくといひ募る。
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
死なんとしては、死なんとする病夫びょうふのごとく、消えんとしては、消えんとする灯火とうかのごとく、今やむか、やむかとのみ心を乱すこの歌の奥には、天下の春のうらみをことごとくあつめたる調べがある。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)