“坑夫(こうふ)” の例文
一人の坑夫(こうふ)のことだって、あの二十人百人の仲間(なかま)がけっして見殺(みごろ)しにはしないじゃないか。おまえさん、それはよく知っているくせに
「いや、若(わか)いことはないだろう。百尺(しゃく)ばかり掘(ほ)り下(さ)げたら、いい鉱脈(こうみゃく)にぶっつかるような気(き)がするが。」と、一人(ひとり)の坑夫(こうふ)は、自信(じしん)ありそうにいいました。
一郎はまるで坑夫(こうふ)のようにゆっくり大股(おおまた)にやってきて、みんなを見て「何(な)した」とききました。みんなははじめてがやがや声をたててその教室の中の変な子を指しました。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
さて坑(こう)にはいってまもなく、わたしは坑夫(こうふ)というものが、どういう人間で、どんな生活をしているものだかよく知ることになった。
村(むら)の人(ひと)たちは、三人(にん)の坑夫(こうふ)の身(み)の上(うえ)を憐(あわ)れに思(おも)いました。その死骸(しがい)を山(やま)にうずめて、ねんごろに弔(とむら)い、そこへ、三本(ぼん)のなしの木(き)を植(う)えたのでありました。
このしゅんかん、七、八人のランプを持った坑夫(こうふ)がわたしたちの方角へかけて来て、はしご段(だん)に上がろうと骨(ほね)を折(お)っていた。
「年(とし)が若(わか)いそうだが、もう、何年(なんねん)ばかりたつと、ちょうどよくなるかな。」とたずねました。しかし、これは、木(き)や、人間(にんげん)のようなものではありません。坑夫(こうふ)は笑(わら)いながら