“前行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんかう50.0%
ぜんこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち一人の導者が僕の手をとらへて雲霧の濛々もうもうたるなかを行く、それが奈何いかにも慌てふためいた様子であり、僕に前行ぜんかうした数人の紅毛人を追ひ越して行く。
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
前言ぜんげん前行ぜんこうただたわぶれのみと、双方打解けて波風なみかぜなく治まりのついたのは誠に目出度めでたい、何もとがめ立てするにも及ばぬようだが、私には少し説がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)