“かうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
江東40.0%
高等40.0%
喉頭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕等はいつかほこりの色をした国技館こくぎくわんの前へ通りかかつた。国技館は丁度ちやうど日光につくわう東照宮とうせうぐう模型もけいか何かを見世物みせものにしてゐる所らしかつた。僕のかよつてゐた江東かうとう小学校は丁度ちやうどここに建つてゐたものである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
けれども出來できるなら成丈なりたけはやおとうと坂井さかゐあづけていて、この變動へんどうから自分じぶん餘裕よゆうに、幾分いくぶん安之助やすのすけ補助ほじよして、さうして本人ほんにん希望きばうどほり、高等かうとう教育けういくけさしてやらうといふ分別ふんべつをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
……えゝ、もつとも、結核けつかくは、喉頭かうとうから、もうときにはしたまでもをかしてたんださうですが。鬼殻焼おにがらやき……意気いきさかんなだけうも悲惨ひさんです。は、はア。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)