“国技館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくぎかん66.7%
こくぎくわん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを例するに浅野あさのセメント会社の工場と新大橋しんおおはしむこうに残る古い火見櫓ひのみやぐらの如き、あるいは浅草蔵前あさくさくらまえの電燈会社と駒形堂こまがたどうの如き、国技館こくぎかん回向院えこういんの如き
これを例するに浅野あさのセメント会社の工場と新大橋しんおほはしむかうに残る古い火見櫓ひのみやぐらの如き、或は浅草蔵前あさくさくらまへの電燈会社と駒形堂こまがただうの如き、国技館こくぎかん回向院ゑかうゐんの如き、或は橋場はしば瓦斯がすタンクと真崎稲荷まつさきいなりの老樹の如き
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
僕等はいつかほこりの色をした国技館こくぎくわんの前へ通りかかつた。国技館は丁度ちやうど日光につくわう東照宮とうせうぐう模型もけいか何かを見世物みせものにしてゐる所らしかつた。僕のかよつてゐた江東かうとう小学校は丁度ちやうどここに建つてゐたものである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)