“娼家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうか84.6%
ここ7.7%
しやうか7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
パン屋のかまどの跡や、粉をこねたうすのようなものもころがっていた。娼家しょうかの入り口の軒には大きな石の penis が壁から突き出ていた。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
何分、雨に逢って、着物もずぶ濡れだから、一時娼家ここの物を借り着するが、実は今日瀬田の唐橋で約束の者が待っているはず。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芝浦しばうらの月見も高輪たかなわ二十六夜待にじふろくやまちも既になき世の語草かたりぐさである。南品なんぴんの風流を伝へた楼台ろうだいも今はたゞ不潔なる娼家しやうかに過ぎぬ。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)