“西羗”の読み方と例文
読み方割合
せいきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その西羗せいきょう王国と魏とは、曹操の世代から交易もしていたし、彼より貢物こうもつの礼をとっていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西羗せいきょうの高原を下るや、黄河、揚子江の上流をなす清流が山と山の間をうねり流れている。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西羗せいきょう鼠賊そぞくが、権者の鎧甲がいこうを借りて、人に似たる言葉を吐くものかな。われはただ今日を嘆く。いかなれば汝のごとき北辺の胡族えびすの血を、わが年来の晃刀こうとうに汚さねばならぬか——と。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)