“高塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あららぎ40.0%
こうとう20.0%
カンパニール20.0%
パゴダ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高塔あららぎや、九輪くりんさび入日いりひかげ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ある日ふと気が付くと、窓の虱が馬のような大きさに見えていた。めたと、紀昌はひざを打ち、表へ出る。彼は我が目を疑った。人は高塔こうとうであった。馬は山であった。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
カリフォルニヤ大学のカムパスの中央に聳え立つ高塔カンパニールは花崗石を三百七呎の高さに積み上げたルネッサンス式の建築である。
バークレーより (新字新仮名) / 沖野岩三郎(著)
高塔パゴダの丘上または岸頭に屹立するもの数基あり。行くことようやく遠くして、河水ようやく広く、その河口に至れば広さ八マイルありという。当夜十一時半、ホンコンに着す。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)