黄塔こうとう)” の例文
我友竹村黄塔こうとうきたう)は常に眼をここに注ぎ一生の事業として完全なる一大字書を作らんとは彼が唯一の望にてありき。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
碧梧桐君の令兄の竹村黄塔こうとう君は師範学校の教授をしてこの地に在住してるので朝暮ちょうぼ病室に居士を見舞った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
黄塔こうとうまだ世にありし頃余が書ける漢字のかくあやまりを正しくれし事あり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)