“ぬかづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
叩頭16.7%
額着16.7%
磕頭8.3%
稽首8.3%
額付8.3%
額叩8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不思議ふしぎなことにそんな場合ばあいには、いつもぬかづいているわたくしあたまうえで、さらっとぬさおといたします。そのくせけてても、べつなにえはしませぬ。
盲人めしい数多あまたたびかれの足下に叩頭ぬかづきたり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とはツと額着ぬかづく。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
我に勸めて歌はせし男うや/\しく媼の前に磕頭ぬかづきて、さてはフルヰアの君は此わかうどを見給ひしことあるか、又その歌を聞き給ひしことあるかと問ひぬ。媼。そは汝の知らぬ事なり。
老僧は船長や船童に扶けられて通ひ船に乘り移り、ござの上にきちんと坐られた。そして舷側を離れるとともに恰も佛の前に稽首ぬかづくやうに、三度ばかり鄭寧に頭を下げて謝意を表せられた。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
姉も妹も並んで一所に額付ぬかづいた……二人の白羽二重の振袖ふりそでが、二人がなよやかな首を延べて身をかゞめようとするその拍子に、丸いの肩を滑つて
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
涙ながらに手をつかへて、吾が足下あしもと額叩ぬかづく宮を、何為らんとやうに打見遣りたる貫一は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)