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額
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ぬかづ
ふりがな文庫
“
額
(
ぬかづ
)” の例文
本堂
(
ほんだう
)
に
額
(
ぬかづ
)
き
果
(
は
)
てて、
衝
(
つ
)
と
立
(
た
)
ちて
階
(
きざはし
)
の
方
(
かた
)
に
歩
(
あゆ
)
み
出
(
い
)
でたるは、
年紀
(
とし
)
はやう/\
二十
(
はたち
)
ばかりと
覺
(
おぼ
)
しき
美人
(
びじん
)
、
眉
(
まゆ
)
を
拂
(
はら
)
ひ、
鐵漿
(
かね
)
をつけたり。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
なことにそんな
場合
(
ばあい
)
には、いつも
額
(
ぬかづ
)
いている
私
(
わたくし
)
の
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
で、さらっと
幣
(
ぬさ
)
の
音
(
おと
)
が
致
(
いた
)
します。その
癖
(
くせ
)
眼
(
め
)
を
開
(
あ
)
けて
見
(
み
)
ても、
別
(
べつ
)
に
何
(
なに
)
も
見
(
み
)
えはしませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
母なる自然の前に
額
(
ぬかづ
)
き、平和の感謝捧げなむ。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
躍出
(
をどりい
)
でて、
一齊
(
いつせい
)
に
太郎
(
たらう
)
が
前
(
まへ
)
に
額
(
ぬかづ
)
け
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『
尊
(
みこと
)
のお
身代
(
みがわ
)
りとして
入水
(
にゅうすい
)
された
時
(
とき
)
の
姫
(
ひめ
)
のお
心持
(
こころも
)
ちはどんなであったろう……。』
祠前
(
しぜん
)
に
額
(
ぬかづ
)
いて
昔
(
むかし
)
を
偲
(
しの
)
ぶ
時
(
とき
)
に、
私
(
わたくし
)
の
両眼
(
りょうがん
)
からは
熱
(
あつ
)
い
涙
(
なみだ
)
がとめどなく
流
(
なが
)
れ
落
(
お
)
ちるのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“額”の意味
《名詞》
(ガク)金銭の量。金額。
(ガク)書画などを入れ壁にかけるなどして飾るための枠。額縁。
(ひたい)顔のうち、髪の生えぎわからまゆまでの部分。おでこ。
(ぬか)(古) ひたい。
(出典:Wiktionary)
“額”の解説
額(ひたい)は、顔の上部で、眉と髪の生え際の間のことである。くだけた言い方でおでこ(でこ)、古語ではぬかともいう。眉と眉の間は特に眉間(みけん)という。
(出典:Wikipedia)
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“額”を含む語句
前額
額越
額際
出額
金額
富士額
真額
額付
額髪
額田
巨額
額着
額田王
少額
額縁
扁額
板額
額部
凸額
額堂
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